SSブログ

『シャーロットのおくりもの』 [映画(ファンタジー)]


世界中で4500万部を超える大ベストセラーとなった同名児童文学の映画化。主演にダコタ・ファニングを迎え、物語の主軸となる子豚のウィルバーやその仲間たちなど、可愛らしい動物たちの動きをCGI技術で実現させた話題作だ。

牧場の娘ファーンは、10個の乳房しかないお母さんブタの11匹目の子豚として生まれたウィルバーを自らの手で育てる。ウィルバーは納屋にいる様々な動物たち・・牛やガチョウ、馬、羊、ネズミたちに囲まれ成長していく。しかし、ある日信じられない噂を耳にする。「春に生まれた子豚は、雪を見ることが出来ない」=クリスマス用の燻製にされるってこと。恐ろしさに震えるウィルバーを励ましたのが、嫌われ者の蜘蛛シャーロットだった。「私があなたを守ってあげるわ」。シャーロットは彼との約束を果たすため、命をかけて自分の巣にメッセージを紡ぐ・・・それはシャーロットの母親のような深い愛情だった・・。

子豚が活躍すると思っていたらちょっと肩すかしを食うかも。『ベイブ』のように子豚が自ら生きる道を切り開いていくストーリーではない。あくまでこの物語のテーマは、愛、そして生と死。ウィルバーという一匹のブタはその象徴であると同時に、ファーンをはじめとする人間たちや、動物たちの心を繋げていく役割を果たしている。シャーロットの最期と生まれたばかりのシャーロットの子供たちが旅立つ感動的なシーンは涙を誘う。何とも清らかで美しい物語だ。ダコタ・ファニングの他、動物たちのボイス・キャストが豪華で、シャーロット役をジュリア・ロバーツ、シャーロットに協力するネズミのテンプルトンをスティーブ・ブシェミが演じる他、キャシー・ベイツやオプラ・ウィンフリー、ロバート・レッドフォードも参加している。心が素直になる、最高のクリスマス映画だ。

ところで、蜘蛛が嫌いだったり苦手な人は要注意。かなり蜘蛛が大映しになります。私は蜘蛛が好きです。台詞の中に「蜘蛛の巣の存在自体、奇跡だ。君にはあれが作れるか?」というのがあるけれど、本当に自然の芸術として一級品。その巣の美しさと、ウィルバーが言うように蜘蛛の姿もまた綺麗だと思っている。だって・・まるで踊るように巣を編んでいくではないですか!そしてブタも大好き(飼いたい)。私の好きなものばかり登場する映画(笑)。

公式サイト可愛い!素敵なサウンドトラックも視聴できる。
http://www.charlotteswebmovie.com/

キーワード;
燻製、納屋、蜘蛛、クリスマス、さいこうのブタ、言葉、ぴかぴか、品評会、卵、ひかえめ

CHARLOTTE'S WEB
2006年アメリカ
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:ダコタ・ファニング、ジュリア・ロバーツ、スティーブ・ブシェミ、ジョン・クリース、ロバート・レッドフォード他

12月23日より全国公開

原作購入はこちら↓

シャーロットのおくりもの


映画版 シャーロットのおくりもの


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。