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『ファイナルデッドコースター』 [映画(ホラー)]

完成披露”死”写状と印刷された葉書を持って会場に向かった。

ティーン向きのサバイバル・ホラー第三弾。『ファイナル・デスティネーション』の飛行機事故(00年)、『デッドコースター』(03年)のハイウェイ事故に続く本作はジェットコースターを題材にしている。『24 TWENTY FOUR』『X-ファイル』の スタッフが結集し、ショッキングシーン満載のエンタテインメント系ホラーだ。これを見たらジェットコースターに乗れなくなるかも?!(私はもとからダメ^^;)

ハイスクールの卒業イベントでアミューズメントパークへやってきたウェンディたち。ジェットコースターに乗り込んだ瞬間、ウェンディの頭をよぎったのは凄惨なコースター事故の予知夢。そして、その予知夢は現実のものに・・。出発寸前に乗るのをやめたウェンディは助かったが、親友やボーイフレンドを失ってしまう。しかし、ウェンディと共に助かった10人はもともと死ぬ運命にあった。次々と変死を遂げていく友人たち・・・。事故の日に撮った写真の中に死のヒントが隠されていることに気づいたウェンディは、必死に彼らを助けようとするが・・・。

大抵、こういう系統のホラーは数人の若い男女が登場する。第一印象は決まって”バカ”だけど、一人か二人、きちんと理性を持った子が居る。本作では、ウェンディとウェンディの親友のボーイフレンド、ケヴィンだ。
ジェットコースターの座席順に死んでいくが、ウェンディが邪魔することによってその順序が変わったりする。それは何故なのか、死神はどこに居るのか、ラストも唐突に幕を閉じるし、もうちょっと物語に深みがあったらいいのにと思うけれど、そういう細かいことは言いっこなしの強引かつシンプルなストーリー。先に公開された『オーメン』に似て、写真の中に死のヒントがあったり、死に方もあり得なさでは『オーメン』ばり(でも、ジェットコースターの事故は絶対ないとは言い切れないので、これは恐い)。とにかく死に放題。次から次へと、しかも壮絶にド派手に死んでいく。最初は普通に見ていられたけど、あまりに立て続けに死んでいくので、だんだん”お腹いっぱい”になり、正視できなくなってしまった・・。特に二人のヤンキー少女が日焼けサロンで大火傷の末死んでいく場面。この状況を可能にするには、日焼けサロン店長の性格も含めた5~6個の条件が揃っていないといけないので、最もあり得ない死に方だが、最も恐ろしい死に方でもある。その代わりと言ってはナンだが、ちゃんと観客に乳サービスもあり(整形疑惑あり)。

でも、それこそジェットコースター並みの、恐怖系アトラクションに乗った後のような後味。こういうの、アメリカのティーンが映画館でポッポコーン抱えながらきゃーきゃー言って観るのかな^^;ウェンディ役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドがメチャメチャ可愛い。是非ともブレイクして欲しい。

Final Destination3
監督:ジェームズ・ウォン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ライアン・メリマン他

9月9日よりシネマGAGA他にて公開


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『バタリアン4』 [映画(ホラー)]

実はスプラッタが苦手(と思い込んでいるが、知らないうちに観ているのかも)で、この『バタリアン』シリーズも過去の作品を一つも観ていなかったりする。でも・・所詮B級だし。なんか笑えたし。突っ込みどころ満載だし。機会があったら1と2くらいは観てみよう。そもそも、この”バタリアン”というネーミングセンスがすごい。これは日本側が独自につけたタイトルなのだが、「大隊」「群れ」という意味なのだそうだ(スペルはどう書くのだろう・・)。そして実は本作は、バタリアン生誕20周年記念作品ということである^^;

米軍が密かに開発した化学兵器トライオキシン5は、度重なるゾンビ発生事故を引き起こしたために処分されたはずだった。ところが実はロシア国内へ密かに持ち込まれ、廃墟となったチェルノブイリ原発の地下に隠されていた。アメリカ人科学者チャールズは巨大複合企業ハイブラテック社の依頼で現地マフィアと接触、この薬品を買い付ける。一方、両親を交通事故で亡くした高校生ジュリアンはチャールズの甥。彼が友達とバイクで遊んでいるとき、友人の一人ジークが転倒して病院に運び込まれる。後で駆けつけたジュリアンはジークが死んだと聞かされショックを受けるが、ハイブラッテク社の警備アルバイトをしているケイティが、彼が社内に運び込まれる現場を目撃したと言う。ジュリアンと仲間たちはジークを助けるためにハイブラッテク社に乗り込むが、ここでチャールズは残酷な生体実験を行っていた・・。

ストーリーはあってないようなもの。にもかかわらず、わざわざチェルノブイリにまで行って撮影しているので驚愕。よく撮影許可おりたね??!!しかし、そこまでする必要があったのか?・・っていうか別にチェルノブイリを設定にしなくてもいいのでは・・。いやいや、ここはまだ突っ込みの序盤。この他、「せっかく助けに来たのにこの展開?」「ナンデこの人残してこの人殺すの?」・・な場面の連続。若者たちの微妙な人間関係も思わせぶりな場面があったわりには決定打がなく終わるし、主人公が、サイボーグにされた両親の最期に「お父さん、お母さん!」って泣きのシーンがあるのかと思ったらそれもないし。まあいいんですけど別に。因みに、叔父を演じるのは名優ピーター・コヨーテ。

「脳みそ~」と叫びながら(脳みそを喰らう)襲い掛かるゾンビの群れ!ゾンビの顔と首の色違うし!いやかなり笑えます。やはりこの安っぽさがファンにはたまらないのでしょう。過去の『バタリアン』シリーズでは何をされても人間に襲い掛かったらしいが、本作は脳を破壊されると復活できない・・これはひょっとすると残念な設定かもしれない。どう考えても不死身のゾンビ(もう死んでるけど)の方が面白いでしょう。

でも、様々なゾンビ映画と見比べてみる価値はある。それから、こういうB級ホラーには欠かせないティーンエイジャーたち。彼らを演じる新進俳優を青田買いするチャンスでもある。エンド・クレジットで流れる撮影中の一コマも見逃せない。ゾンビたちがお菓子を食べたりタバコを吸ったりの”くつろぎシーン”が見られる。

↓ここで予告編をどうぞ。
http://www.returnofthelivingdead4and5.com/movs/necropolis.html

return of the living dead
監督:エロリー・エルカイェム
出演:ピーター・コヨーテ、エイミー・チャドウィック、コリー・ハドリクト他

7月8日より銀座シネパトス他にて公開

一作目のDVD購入ならこちら↓

バタリアン


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『オーメン』 [映画(ホラー)]

リメイクと敢えて言わずに「復活版」と読んでいるところがミソ。オリジナルは言わずと知れた1976年版の『オーメン』だが、2006年版にはオリジナル版でさえ出会えなかった1000年に一度のチャンスが与えられている。それは、2006.6.6と6が3つ並ぶ(悪魔の刻印)こと。オリジナルをほぼ忠実に再現しているが、映画の冒頭、コロンビア号爆発事故や同時多発テロなど、まだ我々の記憶に生々しく記憶を残すここ数年の事故や事件を挙げ、ハルマゲドンの予兆だと語る場面から始まる。

6月6日の午前6時頃、外交官ロバートは妻ケイトの産んだ赤ん坊が死亡し、しかも二度と妊娠できないことを受けて悲嘆にくれていた。病院の神父は、出産時に命を落とした別な母親の赤ん坊を引き取ってはどうかと勧める。ロバートはその提案を受け入れ、その子にダミアンと名づけて育てことにする。しかし、ダミアンが5才になる頃からロバートとケイトの身近な知人が不審な死を遂げていく。偶然が起こした車の事故を皮切りに、ダミアンの誕生パーティでは招待客の目の前で乳母が首吊り自殺。この騒動でロバートはマスコミに追い回されるようになる。ダミアンの秘密を知る神父、ダミアンの新しい乳母・・彼らに翻弄されて次第に息子の異常さに気づくロバートとケイトだったが、もう時既に遅かった・・。

オリジナル版もそうだが人が死ぬ場面は、あり得ないような偶然の事故ばかり。ある意味死に方が凝ってて、よく考えるなと変に感心したりして・・。有名な「首切断」シーンは、個人的にはオリジナル版の方がショッキングだった(今でも映像が脳裏に蘇る・・)。ストーリーはやはりよく出来ているが、ダミアンの出生の秘密や、ミア・ファロー演じる謎の家政婦もただ”悪魔の弟子”とされていただけだったので、この辺りにもっと迫って欲しかったのが心残り。

しかしこの物語、悪魔的宗教的というより政治的に感じたのは私だけだろうか?ダミアンは政治家の家庭に引き取られたのだし、続編でも成長したダミアンはその世界に進んでいる。世界を破滅に導くかもしれない鍵を握っているのは政治家でもある。その風刺が込められているのでは。

ダミアンを演じる子役はこれが映画デビュー作。監督が求めていた通りの表情を持っていたのが抜擢の理由だとか。ピート・ポスルスウェイトは最近、神父役が多いような・・。ミア・ファロー怪演!妖しく美しかった。

2006年6月6日全世界同時公開

the omen
監督:ジョン・ムーア
出演:リーヴ・シュレイバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー、デヴィッド・シューリス、ピート・ポスルスウェイト、マイケル・ガンボン、シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック

1976年版のDVDはこちら↓

オーメン 特別編


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『サイレントヒル』 [映画(ホラー)]

私はゲームには全く興味がないので知らなかったのだけど、日本のゲーム・メーカー、コナミの「サイレントヒル」は世界的に大ヒット、驚異的な売り上げを記録したのだとか。本作はそのゲームを映画化したもので、アメリカでは初登場第一位になった。監督は『ジェボーダンの獣』のクリストフ・ガンズ。

ローズとクリストファー夫婦が引き取って赤ん坊の頃から育てた少女シャロン。彼女は、しばしば夢遊病者のように彷徨っては、「サイレントヒル・・」と呻いて取り乱すのだった。そんな娘の様子を心配したローズは、実在するサイレントヒルの街をシャロンと共に訪ねることにする。しかし、その街は30年前に大火災が発生し、多くの犠牲者が出て今は誰も寄り付かないゴーストタウン。途中、運転を誤って車ごと山腹に突っ込んだローズは意識を失い、目覚めるとシャロンが消えていた。ローズは半狂乱でサイレントヒルの街を探し回るが、想像を絶する恐怖が彼女を待ち受けていた・・。

この映画は「ホラー」と位置づけられているけれど、実際にはどのカテゴリにも属さない特殊なものだと思う。怖いというよりグロいし、ビジュアルも非常に凝っていてクリエーターたちの拘りが感じられる。「観る」というより「体感する」と言った方がいい作品だ。

(以下、少々ネタバレあり・・キーワード程度だけど)
様々なクリーチャーが登場するところを見ると、彼らは30年前の大火災の犠牲者なのかと思うが、物語は火災時の様子より、その原因である狂信的な集団ヒステリーが引き起こした忌まわしい過去の方に焦点が当てられている。現在の設定が何年代なのか定かでないが、少なくとも2000年代なら、何故30年前に唐突に魔女狩りなのか疑問。シャロンがそこに巻き込まれた理由がただサイレントヒルに存在していた少女に似ていたからなのか、それ以外にもあるのかも曖昧だった(私の理解度が弱いのかもしれないが)。

やっぱりゲームが元であるせいもあって、ビジュアル重視である。ラストの大惨劇が一番のクライマックスだが、個人的に一番印象に残ったのはローズがトイレに迷い込むシーン。サイレントヒルには4つの次元があり、30年前のサイレントヒル、現在における現実のサイレントヒル、霧に包まれたサイレントヒル、そして暗黒のサイレントヒルがある。まるで戦時中の空襲前のように、暗黒のサイレントヒルに変わる直前、サイレンがなる。すると、今居る場所が地獄のような光景に変貌していくのである。トイレの個室から出現するクリーチャーはグロテスクだが芸術的な姿形。しかも悪夢的に恐ろしく、一度観たら脳裏に焼きつく映像だ(多分、このシーンを最も印象深いと答える人は多いと思う)。クリーチャーには何種類かあって、それぞれ独自のデザインをしている(一番人気があるのは三角頭の”レッドピラミッド”らしい)。灰が雪のように舞う現実のサイレントヒルの風景は静かで美しく、動と静の極端な対比が見事に表現されている。

主演のローズにラダ・ミッチェル。シャロンに『ローズ・イン・タイドランド』の主役にも抜擢され、ダコタ・ファニングに告ぐ子役スターと言われるジョデル・フェルランドが、3役をこなすという大役をこなしている。

こうなると、ちょっとだけゲームもやって見たい気がする・・。

原題:silent hill
監督:クリストフ・ガンズ
出演:ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン、ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー、アリス・クリーグ、ジョデル・フェルランド他

7月8日より公開

オフィシャルサイト(日本)
http://www.silenthill.jp/

オフィシャルサイト(アメリカ)
http://www.sonypictures.com/movies/silenthill/index.html

アマゾンでゲームを購入できます。↓

サイレントヒル PS one Books


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『インプリント~ぼっけえ、きょうてえ』(劇場版) [映画(ホラー)]

岩井志麻子が山本周五郎賞と日本ホラー小説大賞を受賞した小説を、三池崇史が工藤夕貴を主演に迎え映画化。世界中から13人のホラー映画の巨匠たちが結集し誕生したプロジェクト『マスターズ・オブ・ホラー/恐ー1グランプリ』(なんちゅータイトル・・)の一編としてスカイパーフェクTV!で放映される予定だが、本作はTVバージョンよりもやや長めの劇場公開版(それでも63分)。

まず、一言。

怖い・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄□ ̄;)

というより、

痛い・・・・・・・・・・・・・・・・・(涙)。

トラウマになりそう・・・・・・・・・・・・・・・(大泣)。

おそらく明治の頃。アメリカ人の文筆家クリスは、かつて愛を誓った女、小桃を探してある小さな島を訪れる。遊郭を訪ねると、そこには顔の半分が上部に引っ張られるように歪んだ不思議な女郎が居た。その女と過ごすことになったクリスは、小桃を知っているという彼女の過去を聞くことになる。しかし、女は”小桃は既に死んでいる”と語り、彼女自身にもまた凄惨な秘密が隠されていた・・。

原作を大分アレンジしているらしい。幽霊なんかが出てくる怖さじゃなく、人間の怖さのようなものが描かれている。ただ、三池監督お得意のバイオレンスはやはり凄まじく、小桃が盗人の疑いをかけられ拷問に合うシーンは、正視できなかった。爪の間や歯茎の間に針を深々と突き刺したり、脇の下に火の点いた線香の束を押し付けたり・・。

えあewlmfea]ひお[rdq@[cl;aMDKl;1
[@^qwdklwedpoasdpo@ldcsA:pdckmんだkvq2!!!!!!

目をつぶっていたけど・・・音は聞こえてたから想像してしまった・・それなのに怖い・・トラウマになりそう・・(大泣)。

とは言っても、美術的な見方をすると結構私好みだったりする。塚本晋也の『双生児』という作品の雰囲気が好きで、本作もちょっと似ているなと思っていたら、衣装と美術が案の定『双生児』のスタッフでした。
謎の女郎を演じる工藤夕貴は勿論だけど、小桃役の美知枝という女優さんがよくこれだけ弄られる役を引き受けたなと・・。彼女の撮影中の精神状態が良好であったのか心配になってしまった。岩井志麻子本人もやっぱり出演(笑)。容赦なく拷問を加える女郎役でした・・。

それから、これは『SAYURI』みたいに全編英語のアメリカ映画。せっかくタイトルも岡山弁なのに、日本語でやって欲しかったなあ・・。

IMPRINT
2005年アメリカ
監督:三池崇史
出演:工藤夕貴、美知枝、根岸季衣、ビリー・ドラゴ

5月27日よりシアターイメージフォーラムにてレイトショー

原作の購入はこちら↓

ぼっけえ、きょうてえ


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『ディセント』 [映画(ホラー)]


ちょっと・・・・・・・・・・・・・・・・これ、怖い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

でも面白い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

”ヨーロッパ全土を震撼させたディセント・ショック”という触れ込みのこのブリティッシュ・ホラー。正直言って、こんなに怖いとは思わなかった。いや、怖いというよりショッキングと言った方が相応しいかな。(※内容についての表記は配給会社の方から慎重に釘を刺されているので、あまり詳しくは話せない。ただ、許容範囲の説明だけだと、よくある映画みたいに思われてしまう気がする・・ネタバレネタバレって最近よく騒ぐけど、ネタバレの境界線ってどこなんだろう?)

監督は『ドッグ・ソルジャー』でブリュッセル国際ファンタジー映画祭グランプリを受賞した新鋭二ール・マーシャル。出演は『マグダレンの祈り』の主演ノーラ・ジェーン・ヌーンを含むイギリスを中心に活躍する実力派の女優たちが揃った。

年に一度の冒険旅行を楽しむ6人の女友達が選んだ探検場所はアメリカのアバラチア山脈奥地の地下洞窟。しかし、突然の落盤によって出口を塞がれた彼女たちは、地下300Mの迷路の中で出口を探しながら彷徨い歩く。次第に極限状態に陥り、互いの信頼感も薄れ始めたそのとき、チームメイトのサラが気づく・・「何かが居る」と・・。

心臓の弱い人は本当に観ない方がいい。サスペンス、パニック、スプラッタ、何でもありです。落盤が起きるまではサバイバルの緊張感、そして落盤後の恐怖は発狂モノ。ジェットコースターやお化け屋敷のような遊園地的なエンタテインメントですが、カメラの使い方が工夫されていて恐怖感を煽ります。性格が豹変していく彼女たちのバトルも壮絶・・も~後半は血まみれで、画面全体の印象も鮮血の赤。
冒頭、6人の女性たちが探検に出かける前に、ある一つのエピソードが描かれるのだけど、正直、これは要らないかも・・あまり物語に関わってきません。あと、洞窟の秘密もちゃんと知りたかった。解釈が分かれそうなラストが印象的。

あまり沢山書けなくて残念なのですが、とにかくかなり怖いです。私の隣に座っていた男性は絶対怖かったのだと思う・・しょっちゅう体がビクっとしていたし、腕時計ばっかり見てました^^;

Descent
2005年イギリス
監督:二ール・マーシャル
出演:シャウナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード、サスキア・マルダー、ノーラ・ジェーン・ジューン、マイアンナ・バリング

715日よりシネセゾン渋谷にて公開


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『水霊 ミズチ』 [映画(ホラー)]

『リング』『着信アリ』『呪怨』に続く角川ホラー文庫の人気作を映画化。監督は弱冠28歳(27歳かも)で『ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版』の山本清史。キャストに井川遥や渡部篤郎を迎え、”水”を巡る恐怖体験に迫っていく。

東京の西部エリア。井戸水を利用しているその地域で自殺事件が多発。しかもその死に方はいずれも、自分の目を潰して死んでいること。新聞記者でシングル・マザーの響子(井川遥)は、自殺者の一人が手帳に「しにみずをのむな(死に水を飲むな」と書き残していたことから、水が死因に関係していると疑いを持つ。折りしも、別れた夫の祐一は水道局の技術センターに勤務しており、水質調査の専門家。響子は祐一にも協力を依頼、本格的な調査に乗り出すが、自殺者は増え続けるばかりだった・・。

結論から言うと、全然怖くない。霊的なものも出てこない。代わりに、得体の知れない不気味さや不安といった”目に見えない恐怖”を感じることが出来る。目を潰すという行為でえぐい描写が多そうに思えるけど、その瞬間を映すシーンはない。興味を惹くエピソードが多いのだけど、その一つ一つがこの映画の中では解決されず、最大の鍵である水の秘密や響子自身が抱えるものについても謎のまま。案の定、この映画にはサイドストーリーなるものが存在していて、yahoo!JAPANにて放映予定だそうだ。

詳しくは公式サイトにて
http://www.mizuchi-movie.com/


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『THE EYE3』 [映画(ホラー)]

ハリウッドでもリメイクが決定している大ヒット作『THE EYE』。その2作目と3作目が同時上陸する。両作品とも、1作目に続き監督はオキサイド・パン&ダニー・パン。3作品とも別な物語で、少しリンクする場面がある程度。”世界で一番恐いホラー”と称されるが、その恐ろしさやいかに??

『THE EYE3/幽霊を見る10の方法』

タイに住むチョンカイの家へ集まった友人4人(計5人)。夜、彼らはそれぞれが知る恐い話を披露するが、チョンカイはそこで、古本屋で買った「幽霊を見る10の方法」という本を見せる。彼らは早速実践、霊に遭遇するが、一人が行方不明になってしまう。仲間を救おうと様々な方法を試みるが、ついに最終手段として、冥界へ足を踏み入れることに・・。

これはホラーと言ってもアドベンチャー・ホラーで、かなりゲラゲラ笑えるシーンもある「お化け屋敷」風。若さや友情といったキーワードが織り込まれている。
幽霊を見る10の方法は以下の通り。

1・死んだ霊能者の角膜を移植する。
2・妊娠中の女性が自殺を試みた場合。
3・足を広げて立ち、股を覗くと向こう側に霊が見える。
4・真夜中に髪をとかすと自分の望む幽霊が見える。
5・墓場の土で目をこする。
6・部屋の中で傘を開く。
7・コックリさんをする。
8・十字路で3人分の茶碗を用意して茶碗を箸で叩く。
9・真夜中に黒猫を抱き、かくれんぼをすると幽霊が仲間に入り、誰かの前に立って姿を見えなくしてしまう。猫を放せば消えた者が現れ、霊が見える。
10・使用済みの死装束を着て死者に扮し冥界へ入る。

・・4と6くらいは日常的にやったことあるけどね^^;
「キャーキャー恐いー」と言って楽しみたい人にはピッタリの作品。

THE EYE3
2005中国(香港)
監督:オキサイド・パン&ダニー・パン
出演:チェン・ボーリン、イザベラ・リョン、ケイト・ヤン、クリス・クー他

『the EYE2』 4/8(土)、『the EYE3』 4/29(土)、
池袋シネマサンシャイン、新宿武蔵野館、渋谷シネ・アミューズ他にて公開


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『ウェス・クレイヴン’s カースド』 [映画(ホラー)]

大ヒット作『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督が脚本家のケヴィン・ウィリアムソンと再びコンビを組んだ待望の新作。しかもヒロインはクリスティーナ・リッチ(”新ホラークイーン”と形容されているのはナンなのか^^;)。
ホラーと言っても『スクリーム』のような血生臭さはなく、どちらかというとパニック系。加えて、クレイヴン監督らしい青春ムービーの要素も兼ね備え、笑えるシーンもちらほら。なかなかバランスの取れた佳作となっている。

満月の夜のロス。TV局に勤めるエリー(クリスティーナ・リッチ)と弟のジミー(ジェシー・アイゼンバーグ)は、帰宅途中に正体不明の何者かに襲われる。この夜を境に、二人の体に異変が起き、動物的な本能の目覚めや性的な魅力が増していく。高校で苛められっ子だったジミーはレスリングのキャプテンを投げ飛ばして憧れの女の子の熱い視線を浴び、セクシーに変身したエリーは局内の注目の的に・・。しかし、二人の変身は日増しに人間離れしていく。これは何かの呪いだと気づいたときには時既に遅く・・。

恐怖度はあまり高くないので、ホラーが苦手な人でも観られるかもしれない(狙ってるわけではないと思うが、かなり笑える場面もあるので)。
この物語が良く出来ているのは、大人への過程で若者が必ず体験する内面的な変化と、身体的な異変(=狼人間)をダブらせていること。自分でもコントロールできずに悩む姿を誇張するとこんなストーリーが出来てしまうのだ~と、脚本家のケヴィン・ウィリアムソンのアイディアに脱帽。特に、ラストで一番得をするジミーと彼の周辺のキャラクターたちの描写は面白い展開を見せ、ジミーを苛めるボーと言うレスリング部のキャプテンが、ある秘密を抱えているところに注目。因みに、エリーの恋人を演じるジョシュア・ジャクソンって顔がジュード・ロウにそっくり・・(笑)。

キーワード:狼人間、ゲイ、銀食器、満月、星型、”昔の女”

CURSED
2005年アメリカ
監督:ウェス・クレイヴン
出演:クリスティーナ・リッチ、ジェシー・アイゼンバーグ、ジョシュア・ジャクソン、ジュディ・グリア

3月18日よりお台場シネマメディアージュにて公開


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『悪魔の棲む家』 [映画(ホラー)]

70年代のニュヨーク州ロングアイランドで実際にあった出来事らしい。一人の青年が就寝中の両親と兄弟たちをライフルで順番に殺害した事件。彼は”家の中の声”に駆り立てられて殺したのだと主張した。やがてこの出来事は小説化されベストセラーに、更に79年に『悪魔の棲む家』として映画化、ホラー映画の名作として語り継がれている。本作はその再映画化。

1974年の11月13日の真夜中、ニューヨーク州ロングアイランドの大邸宅に銃声が響いた。犯人は長男。家族全員を射殺した。事件から一年後、ラッツ一家がこの邸宅を購入。しかし、引っ越した直後から家の中では不気味な声が囁き、背筋も凍るような冷気が漂い、末娘は目に見えない友人を作り始める。そしてラッツも又何かに取り憑かれたように異常な行動をとるようになる・・。

70~80年代に大流行したオカルト映画の雰囲気を備えたエンタテインメント性の高い作品。恐がらせ方はお化け屋敷風で月並み・単純だが、だからこその、素朴で懐かしい恐さ。悪魔祓いの神父が出てくるのもこの手の映画ではお馴染み。家の秘密だけに留まらず、過去に起きた血生臭い惨劇の謎も織り込まれていて興味深い展開になっていく。
最近のジャパニーズ・ホラーなどモダンな恐怖映画に飽きたら、初心に戻って(?)こんなのもいいかも。

・・でも「何故この家、こんなに安いんですか?」の問いに、不動産屋さん、「人が殺されたんです」って・・普通言わないと思う・・。そして買う方も買う方だと思う・・。

79年版のDVDはこちら↓

悪魔の棲む家(1979年オリジナル版) アルティメット・コレクション


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